事業所管理者・看護師 稲田景子(2024年入社)
0歳から100歳までの、本当に多様な人が自分の時間をうまく使って働けて、一緒に過ごすことができる職場です
きらめき訪問看護ステーション管理者の稲田景子さんに株式会社プロデュースについて聞いてみました。
自己紹介と担当している仕事を教えてください
稲田景子です。
担当している仕事は訪問看護ステーションの看護師です。内容としては自宅で看護を必要とする患者さん、ご利用者様に対して、こちらがご自宅にお伺いして、そして看護を提供するというような形でお仕事をさせていただいています。
ここで働く前は、どこかの施設で働いていたんですか?
まず病院で働いていて、そこからもう15年以上病院で勤務していました。
今回、こちらのきらめき訪問看護ステーションの方に入社させていただきまして、ここが2社目になります。
転職しようと思ったきっかけは?
もともと、救急病院でずっと勤務をしていて、病院の方に患者さんが来てくれて、
そこから診察の介助だったりにつくような仕事だったんですけれども、
そういう人たちがお家に帰ったときにどんな生活をしているのかとか、
ちゃんとその病院で指導とかを受けたことが本当に実践できるのかな、というところにまずちょっと興味を持ち始めて、
自宅で過ごす人たちが再発せずに元気で暮らせるために何かできないかなと思ったところが1つ、
訪問看護をしたいなと思ったきっかけになります。
この職場を選んだ理由は何ですか?
声をかけていただいたというのが大きなきっかけですね。
園川施設長と元々知り合いだったので、「そういう働き方もあるよ」というふうに声をかけて頂いたところで、
ちょっとを考えてみたいなというか。
より興味を持ったというところがあります。
ここで働くにあたって、不安や疑問はありましたか?
それこそ、本当に病院とは全く対照的なところだと思っていたので、
思い描いているのと違う世界に、初めて足を踏み入れるということ自体がまずちょっと不安だなと思うことと。
当時、声をかけていただいた時に担当していたのは小児科だったので、対象が高齢者の介護というのを主にされている仕事だったので、自分で大丈夫かなというような不安もありました。
この職場にどんなことを期待してましたか?
すごく働きやすい職場だということは前々から聞いていたので。
人間関係もすごく良いというふうに聞いておりましたし、子育てを両立されている方とか、障害を持った方が働いていたりということも聞いたので、
“そういう環境があるということはとても働きやすいところなんだろうな”と働く前から思っておりました。
実際に働いてみて不安や疑問は解消されましたか?
グループホームとかにも連携で関わることがあるので、必然的にご高齢者の方と関わる機会というのも多いんですけれども、
もともと全くご高齢者と関わったことがないとかいうわけではないので、勘が取り戻せたということと。
あとは本当にスタッフの方々もいろいろなことを教えてくださいますし、やっぱりコミュニケーションがとりやすいというところもあって
環境が変わることに対しての不安というのは無くなりました。
医療現場での看護と、介護現場での介護で感じる違いは何ですか?
病院ってなると、病気に対して何かしらの看護をしてるっていうところなんですけれども、
介護となると主体はやっぱりご利用社様で、生活環境の方に必要な看護があれば看護として入るという形なので。
病院だとどうしても治療をしてる内容とかによって、治療者側のスケジュールで患者さんが動くというのがイメージなんですけれども、
こういうところ(介護施設)だと、生活している利用者さんが主体で、あとは必要な介護サービスだったりとか看護サービスを付け加えるという感じですかね。
そういうイメージなので、主役になっている人が違うというところが大きいのかなと思います。
例えば病院となると、全部物が揃っているんですよね。
必要なものとか院内どこかしらに、何か必要な道具というのは揃っているんですけれども。
訪問看護ステーションで置ける物って決まってますし、例えば、注射の針とかも毎回指示をしてくれる医師に必要分をいただくというところがあって。
物品の面とかに関しては限りがあるというところが一番大きいかなというのと、
それに伴ってコスト面というのは病院で働いている時よりもすごく重視するようにはなりました。
医療現場の時と同じ感覚で働けると感じる部分はありますか?
病気を何かしら抱えている人に対しての関わり方というのは、大きくは変わらないのかなと思うんですよね。
その人がどうすれば自分で管理ができるのかとか、あとどういう指導をすると自立に向けられるのかとか、そういうことに関しては特に大きな違いはないかなと思っているんです。
病院のスケジュールではなく、その人その人の生活スタイルというものがあるということ以外は、働き方には基本的にあまり大きな違いは無いかなと思います。
職場の雰囲気を教えてください
実際、今人数が少ないというのがありまして。
今、訪問看護ステーションの職員4名で頑張っているんですけれども、経験が皆さん様々といいますか、看護師歴が40年以上ある人もいれば、
私はちょうど真ん中ぐらいの経験年数なんですけれども、下は20代ぐらいの方もいます。
経験がバラバラだからといって人の話を聞かないとかいうような職場ではないので、みんなそれぞれの考え方とか意見とか、教育を受けてきた時代背景とかもあると思うんですけれども、そういうのを「自分たちの時代がこうだったから」とかではなくて、その人の意見をちゃんと聞いてどうしようかというのを話し合える職場なのかなと思っています。
なので、周りから見たら一見年齢層バラバラでまとまりがないように見えるのかもしれないですけど、
そこはみんな、看護教育を受けてきて、実際の医療現場で働いてきているので、色んなアイデアを経験してきた科によっての強みとかがあります。
逆にそれが持ち寄れたりとか、知恵とかを出し合えて作っていける部署なのかなというふうには感じてます。
老人ホームとか、特別養護老人ホームから来た方もいらっしゃいます。
もともと病院で長く勤務されて、施設に入ってからここに来られた方です。
若い子は(私と)同じように救急病院からの転職だったりとかで、キャリアだったり経験したフィールドというのはみんな違うかなと思うんですけれども、うまく知恵とか出し合ってます。
年齢層が違うと価値観が違うと感じることもあると思いますが、どんな時にそれを感じましたか?
今の教育のプログラムって、結構しっかり1年目から成長するためのスケジュールみたいなのがきっちり組まれていて、マニュアルがしっかり整っている中での教育っていうところもあるんですけれども。
ちょうど私ぐらいの年代ってマニュアルができ始めるかぐらいだったんですよね。
で、もっと上の一番年齢層の高い方々の時代は、そんなものは無くて良いも悪いも“先輩の背中を見て学びなさい”みたいな時代だったと思うので。
そういう意味では、受けてきた教育が違うからそのやり方だったりとか、みんな様々な自分なりの根拠みたいなのを持ってらっしゃって。
なので今の子たちみたいにマニュアルどおりではなく、けっこう機転を利かせてというか、例えば自宅にあるものでこういうものを使ったらアイスノンの代わりになるとか、
洗浄するボトルもこういう空き容器を取っといたらお金をかけずにできるとか、そういうふうな知恵というのがすごいなっていうふうに思いますね。
2名はもう“背中を見て育て”と言われている時代だったと思うんです。
私はグレーゾーンというか、マニュアルもでき始めたかなぐらいで。
今いる一番年齢層の低い20代前半の子は、マニュアル通りにやりなさいって言う時代なので。
バラバラではあるんですけども、4人を比較するとどっちかっていうとマニュアルが無く育った世代の方が多いなっていうのは、そこはちょっと思います。
現状、マニュアルは作らずに仕事を進めているんですか?
今後は新しく入ってくる人、いろんな人がいると思うんですけれども、
転職してこられた方の場合、病院で働くことと在宅に行くことって「違いだらけだな」と思うこともいっぱいあるので、
そういう方々が困らないためにもというのもありますし、方針をしっかりみんなで理解していくためにも、
マニュアルは1つ1つ全部作った方が良いと思いまして。
1個1個に関してマニュアル化して、ここの訪問看護ステーションでは作ってやっています。
1年後や5年後にどんなふうになっていたいですか?
メンバーにもそれぞれの強みというものがあって、高齢者の方だけが対象じゃないというところがちょっと大きなポイントなのかなと思っていまして。
対象が医療面になるので子どもも、小児というところも、もちろん対象なんです。
あとは精神科の診断のついた方というのも対象になってくるので。
ちょうどいるんですよね、小児科ができるナース、そして精神科も得意なナース、それぞれの分野ができるナースが。
ただ、みんな訪問看護に関しては、初めてこの業界に入ってきたという人が半数以上なので、そこもしっかりまず訪問看護がきちんと理解できて回れるようになることはもちろんなんですけれども、得意分野に特化していくのが今後のビジョンといいますか。
なので、今はみんなでいろんな利用者さんを回っているんですけど、小児は小児科に特化したナースが得意分野としてそちらの方で伸びてもらって、精神科は精神科でスペシャリストみたいな感じになってもらえると、それだけを必要とする層からも支持というものも厚くなるのかなと思っています。
仕事にやりがいや面白さを感じるのはどんな時ですか?
今まで一人の患者さんと接していても、ナースコールが鳴って、「ちょっと待ってくださいね」と言って抜けて。
そしてまた話を始めるとナースコールが鳴って、みたいな中での関わりしかできなかったのが、その訪問に行ってる時間は全部利用者さんに使えるというところは本当に大きな違いです。
その人にじっくり関われるなので「その人に必要な看護とか精神面の援助って何なんだろうか」というのを周りの雑念を入れずに考えられるのは、本当にやりがいにつながるし、1対1で反応が返ってくるというのも、何かすごく自分のモチベーションにもなるかなというふうに考えています。
自分のシフトが終わったらオフはしっかり取れているんですか?
立場的に管理者という立場ではあるので、オンコールを持つ回数とかは他のスタッフよりも多かったり。
万が一オンコールスタッフが取れないときは、次は自分にかかってくるというのがあるので取れないこともある。
でも、他のスタッフについては「オフの時はちゃんとオフにできるように」と思っているので。
管理者となるとそのへんが、自分が気になるからっていうのもあると思うんですが。
お昼はここで皆で食べてるんですか?
現時点では、訪問が重なるとか次とのインターバルだとかいうときは、おにぎりだけ持ってきて車の中で車の中でササっと食べるみたいなこともあるんですけど。
サッと食べて次の訪問に行くとかいうことも、次の訪問までの時間があまりない時とかはそういうこともあります。
ですが、基本的にはステーションに戻ってきて、みんな各自の次の訪問までの時間に食べるスタイルですね。
基本的には(昼食時間は)取れています、しっかりと。
立て込んでいたりすると食べれないことも、4人揃って食べるというのはなくなってくると思うんですけれども、現時点でも割と休憩時間一緒にご飯食べることで、仕事以外の話をする機会にもなるので。
そこが逆にみんなとコミュニケーションをすごく取れる場になっているのかなと思っていて、できればそこは崩したくないなと思っています。
この職場が他の会社とは違うと思えるところを教えてください
本当に多様な人がいて、働き方もその人の使える時間内で働いている方とかもいらっしゃるので、
年齢層も本当に幅広くて、働いている方の年齢が70代とか80代とかでビックリして「そんな年齢だったんですか?」とか思うような方もいらっしゃるので。
0歳から100歳までじゃないですけど、一緒にこの施設の中で過ごすことができるような、そんな職場だなっていうのは感じています。
他職種との関わりはどのくらいあるんですか?
お医者さんはもちろんですけれど、ケアマネさんとの関わりもありますし、サービス担当者会議とかに出席すれば訪問入浴の方々とか、
そのご利用者さんに関わっている介護サービス全般の人と関わる場というのがあります。
病院の時には関わらなかった職種の方だったり、そういうサービス提供の方々と関わるということがすごく多くあるなというふうに思っています。
例えば、訪問入浴とかって、在宅でお風呂を入れてくれる人達ぐらいの感覚しか、病院で働いている時にはなかったんですけども、実際にどういうふうなシステムでどうやってるんですよとか、皮膚の観察をけっこうやってくれているとか、その訪問入浴の方と褥瘡のご利用者さんについて密に連携をとって、今どういうふうな状況だからこの薬どうしますか?というようなやりとりをしてます。病院の中だとそういうやりとりをすることって絶対にないです。
そういう方々ともそのご利用者さんの処置について話ができて、経過を聞けるとかいうのは本当にありがたいなと思いますし、「こういう人たちってそういう事もやっているんだな」みたいな気づきは日々たくさんありますね。
この職場に向いている人、向いていない人を教えてください。
向いてる人は、在宅で生活するご利用者さんその人を基準に「その人の生活スタイルに合わせた看護って何だろう?」っていうのを
考えることができる人であれば大丈夫です。
あとは、それこそ看護師としての知識とか技術を持っていれば、基本的にはできるんじゃないかなというふうには考えています。
結構時間にシビアなところがあるので、決められた時間の中でキチキチッとやるべきことをやって、
そして次の訪問のところに行かないといけないというのがあるので、時間の管理ができないとちょっと難しいのかなというところがあります。
どうしても患者さんが生活が中心になるので、そうではなくて、医療目線からやらないといけない事を押し付けてしまってと言ったら、言い方がアレなんですけど。
そういうやり方をすると、やっぱり暮らしている方は窮屈な思いをするかなと思うので、そういうやり方をしなければ基本的には大丈夫かなというふうには思っています。
ここに応募しようか検討している人に一言お願いします
子供を連れて来れるというのは、働くお母さんたちの年代にとってすごくありがたいことだなと思いますし、
そういうお子さんも……ぜんぜんここカットしてもらっていいんですけど、
病気の悩みだったりとか、そういうのは相談に来てもらえたら良いなって思っているので。
ちょっと子供の体調悪くてというのがあったら、自分自身が小児科にいたから、お母さんたちの悩みとかも、お子さんに対しての悩みとかも聞けていたらいいなと。
いまも他の職員で子供を連れて来られたりもしているので、子供の病気のことだったりとか、精神発達面とかに関してもそうですし、
私が長く小児科にいた分、そういうところも相談事とかがあれば、同じ職員どうしだし、気軽に相談してもらえる環境ができたらいいなって思っています。
どんな雰囲気かとか、見てもらわないと分からないと思うので…
「訪問看護ってどんなことするのかな?」とか、「どういう雰囲気の中で職場を回っているのかな?」とか。
そういうのに興味があればまず一回見て、どういう空気感なのか知ってもらうことが一番だと思いますし、職場環境に関しては年齢層関係なく、和気あいあいと空気感はすごく良いかなと思っていまして。
本当に説明するよりもまず見てもらうっていうのが一番いいかなと思いますので、ぜひ見学に来ていただくのが一番かなと思っております。


